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レンタルスペーススペースマーケット評判・口コミ!失敗しない選び方

レンタルスペースのスペースマーケットの評判・口コミを徹底解説!料金の仕組みやトラブル対策の全貌

更新日:2025.12.07

※この記事には広告が含まれています(PR)

こんにちは。MonoSele Navi 運営者の「E」です。

友人との久しぶりの再会でパーティーを開きたい、急なWeb会議が入ったけれどカフェでは騒音が気になる、推しの生誕祭を盛大に祝いたい……そんな時、私たちの強い味方になってくれるのがレンタルスペースですよね。

その中でも、日本最大級の掲載数を誇り、テレビやSNSでも話題の「スペースマーケット」。おしゃれな古民家から最新設備の整った会議室まで、見ているだけでワクワクするような空間が目白押しです。

しかし、実際に予約しようと検索してみると、「スペースマーケット 評判 最悪」「鍵が開かない」「部屋が汚い」といった不穏なキーワードが目に入り、不安になってしまった方も多いのではないでしょうか?

また、いざ決済画面に進んだら「表示価格より高い!」と驚いたり、当日の入室方法に戸惑ったりするトラブルも耳にします。

私自身、初めて利用した際は、独特の手数料システムや無人運営ならではのルールに戸惑い、少し冷や汗をかいた経験があります。

そこで今回は、スペースマーケットを何度も利用してきた私が、実際のユーザーの評判や口コミを徹底的に分析し、メリットだけでなく、決して無視できないデメリットやリスクについても包み隠さず解説します。

「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、予約前に知っておくべき全知識を詰め込みました。

☑ 記事のポイント

    • 1スペースマーケットを実際に利用した人のリアルな評判や口コミの傾向
    • 2意外と知られていない手数料の仕組みやお得なポイント活用術
    • 3入室トラブルや清掃不備など、利用前に知っておくべきリスクと対策
    • 4失敗しないレンタルスペース選びのための具体的なチェックポイント

とりあえず公式サイトで、自分のエリアにどんなスペースがあるか見てみたい方はこちら。
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レンタルスペース「スペースマーケット」の評判・口コミで分かる人気の理由

レンタルスペース「スペースマーケット」の評判・口コミで分かる人気の理由

まずは、実際にスペースマーケットを利用している多くのユーザーが、どのような点に価値を感じ、満足しているのかを見ていきましょう。

単なる「場所貸し」にとどまらない、体験価値の高さやアプリの使い勝手が、多くのリピーターを生んでいるようです。

アプリの使いやすさと検索機能

スペースマーケットが他のレンタルスペース予約サイトと比較して頭一つ抜けているのが、スマートフォンアプリ(iOS/Android)の圧倒的な使いやすさと検索機能の充実度です。

私自身、移動中や隙間時間に「次の週末、どこかいい場所ないかな?」と探すことが多いのですが、このアプリのUI(ユーザーインターフェース)は直感的で、初めての方でも迷うことなく操作できる設計になっています。

具体的に評価が高いのが、「利用目的」×「エリア」×「日時」によるクロス検索の精度の高さです。例えば「渋谷駅周辺」で「女子会」をしたくて、「今週土曜日の18時から」空いている場所、といった条件を一瞬で絞り込むことができます。

さらに、「キッチンあり」「Wi-Fi完備」「プロジェクターあり」「ゴロゴロできる」といった詳細なこだわり条件タグも豊富に用意されており、自分のニーズにドンピシャな空間を効率よく見つけ出すことが可能です。

また、地図検索機能も非常に便利です。Googleマップのような画面上でスペースの場所と価格がピン表示されるため、「駅から徒歩5分圏内がいい」「コンビニが近くにある場所がいい」といった立地重視の選び方が視覚的に行えます。

気に入ったスペースを保存できる「お気に入りリスト」機能を使えば、候補をいくつかストックしておき、後で友人にシェアして相談するといった使い方もスムーズです。

一方で、アプリのバージョンアップ直後などには「画面が固まる」「検索結果が表示されない」といったバグが稀に発生するという口コミも見られます。

運営側もエンジニアチームを抱えており、比較的高頻度でアップデートや不具合修正を行っているようですが、もしアプリの挙動がおかしいと感じた場合は、無理にアプリで続けず、スマホのブラウザ(SafariやChrome)からWeb版にアクセスして予約を進めるのが賢い回避策です。

Web版でもアプリとほぼ変わらない快適な操作感が担保されています。

料金体系と手数料の仕組み

スペースマーケットを利用する上で、最も誤解を生みやすく、かつ重要なのが料金体系と手数料の仕組みです。

「1時間1,000円」と書いてあったから予約しようとしたのに、最終的な支払い金額がもっと高くなっていた……という経験はありませんか?これは、スペースマーケット独自の費用構造を理解していないと陥りやすい罠の一つです。

まず理解すべきは、表示されている「スペース利用料」以外にかかる費用の存在です。その代表格が「サービス料」と「維持管理費」です。

予約時に加算される費用の内訳

  • スペース利用料: 時間あたりの単価 × 利用時間(ホストが設定)
  • 維持管理費: 清掃や設備維持のためにホストが設定する固定費(数百円〜数千円程度)
  • ゲストサービス料: スペース利用料+オプション料金の合計に対してかかる5%の手数料(プラットフォーム側へ支払い)

特に見落としがちなのが、ゲスト側が負担する「サービス料(5%)」です。競合の「インスタベース」などはゲスト手数料が無料のケースが多いため、単純にスペース単価だけで比較すると、総額でスペースマーケットの方が割高になる場合があります。

しかし、この5%には、予約システム利用料だけでなく、万が一のトラブル時のサポート体制や、スペース利用保険(損害賠償保険など)の適用コストが含まれていると解釈できます。いわば「安心料」としての側面があるわけです。

また、ホストによっては「維持管理費」を別途設定している場合があります。これは利用時間に関わらず1予約あたりにかかる固定費なので、1時間の短時間利用だと割高に感じてしまう原因になります。

逆に、長時間利用すればするほど、1時間あたりの実質コストは下がっていく計算になります。

「思ったより高い」と後悔しないためには、検索一覧の表示価格だけで判断せず、必ず詳細ページで「見積もり」を確認するか、予約画面の最終確認ページで「支払い総額」をしっかりチェックする癖をつけることが大切です。

クーポンと楽天ポイント連携

手数料がかかる点について触れましたが、それを補って余りあるメリットとして、スペースマーケットには強力な「ポイント還元」と「クーポン施策」が用意されています。

これらを賢く活用することで、実質的な負担額を大きく下げることが可能です。中でも特に評判が良いのが、楽天ポイントとの連携機能です。

スペースマーケットのアカウントと楽天IDを連携させると、利用金額200円(税抜)につき楽天ポイントが1ポイント貯まります。さらに、貯まっている楽天ポイントを1ポイント=1円として支払いに充当することも可能です。

楽天経済圏で生活しているユーザーにとっては、「期間限定ポイントの消化先」としても非常に優秀な使い道となります。数千円〜数万円単位の支払いになることが多いレンタルスペース利用では、ポイント還元も馬鹿になりません。

楽天ポイントとの連携機能の使い方ははこちらから

絶対に見逃せない!お得情報の探し方

予約を確定させる前に、以下の3つを必ずチェックしてください。

  1. トップページのバナー: 「春の歓送迎会キャンペーン」「推し活応援キャンペーン」など、季節ごとの特集で割引クーポンが配布されていることが多いです。
  2. 初回限定クーポン: アプリダウンロードや会員登録直後に使えるクーポンがないか確認しましょう。
  3. LINE公式アカウント: 友だち追加することで、限定の割引コードが送られてくるケースがあります。

また、不定期ですが「ポイントアップキャンペーン」が開催されることもあります。これらの施策を組み合わせることで、本来かかるはずのサービス料5%分以上の還元を受けることも夢ではありません。

「手数料が高いから損」と決めつける前に、自分が使えるクーポンやポイントがないか、一度冷静に探してみるのが「買い物上手」への近道です。

これらをうまく活用すれば、サービス料の5%分以上にお得になるケースも多いので、予約確定前の確認は必須ですよ。現在配布中のクーポンは公式サイトのトップページで確認できます。

【期間限定】スペースマーケットの割引クーポン・キャンペーンを確認する▼

パーティーや推し活の感想

口コミの中で圧倒的な熱量を持って語られているのが、パーティーや「推し活」での利用体験です。

これまでの「集まり」といえば、居酒屋、カラオケ、カフェ、誰かの自宅などが定番でしたが、レンタルスペースはそのどれとも違う、新しい選択肢として確固たる地位を築いています。

最大の魅力は、なんといっても「完全なプライベート空間」と「自由度の高さ」に尽きます。飲食店では、隣の席の会話が気になったり、大声で笑うのを躊躇したり、あるいは「2時間制」などの時間制限で追い出されたりすることがありますよね。

しかし、レンタルスペースなら自分たちだけの貸切空間です。好きな音楽をかけたり、飾り付けをしてフォトスポットを作ったり、Uber Eatsで好きな料理を頼んだりと、楽しみ方は無限大です。

特に「推し活」においては、プロジェクター完備のスペースが大人気です。

「推しの誕生日を祝うために祭壇を作りたい」「ライブDVDを大画面・大音量で鑑賞会したい」というニーズに対し、カラオケボックスよりも広く、自宅よりも気兼ねなく騒げるレンタルスペースは最適解と言えます。

実際に口コミを見ても、「100インチのスクリーンで見る推しは尊すぎた」「祭壇を作るのに十分な広さのテーブルがあって助かった」といった興奮気味の感想が多く寄せられています。

また、「おうちデート」の延長としてカップルで利用するケースも増えています。

「料理を作りたいけど、実家暮らしで場所がない」「ラブホテルに行くのはちょっと違う気がする」というカップルにとって、キッチン付きのマンション風スペースは、まるで同棲しているかのような擬似体験ができる貴重な場所です。

スーパーで買い出しをして、一緒に料理を作り、映画を見てまったり過ごす。そんな「日常のような非日常」を手軽に味わえる点が、若い世代を中心に高く評価されています。

ビジネスや撮影利用の評価

遊びの利用だけでなく、ビジネスシーンやクリエイティブな用途での評価も高まっています。

コロナ禍以降、テレワークやハイブリッドワークが定着したことで、「自宅では集中できない」「カフェでは機密情報の漏洩が心配」というビジネスパーソンの駆け込み寺として、1人用個室や少人数向け会議室の需要が爆発的に伸びました。

実際に私も、出先で急なWeb会議が入った際に利用したことがありますが、カフェの喧騒の中でイヤホンをして話すストレスから解放され、安定したWi-Fiと電源、そして静寂が確保された環境には感動すら覚えました。

特に、採用面接や商談など、相手に失礼があってはならない場面では、個室スペースの安心感は何にも代えがたいものがあります。

利用シーン ビジネスユーザーの評価ポイント
Web会議・商談 周囲の雑音が入らず、機密性が保たれる。背景も整っているため、バーチャル背景を使う必要がない。
オフサイトミーティング 普段のオフィスとは違う環境で議論することで、新しいアイデアが出やすい。ホワイトボードなどの備品も充実。
YouTube・SNS撮影 生活感のないおしゃれなインテリアや、自然光が入る明るいスタジオが豊富。撮影機材(リングライト等)の貸出がある場所も。

撮影利用に関しても、専用の撮影スタジオを借りるより遥かに安価である点が支持されています。コスプレイヤーの撮影会や、アパレルブランドの商品撮影、YouTuberの動画撮影など、プロ・アマ問わず多くのクリエイターが活用しています。

ただし、ビジネスや撮影で利用する場合は、回線速度や遮音性、照明設備などのスペックが成果物のクオリティに直結するため、遊びの利用以上に慎重なスペース選びが求められます。

次の章からは、そうした「失敗できない」場面で直面しがちなトラブルやリスクについて詳しく解説していきます。

レンタルスペース「スペースマーケット」の評判・口コミから学ぶトラブル対策

レンタルスペース「スペースマーケット」の評判・口コミから学ぶトラブル対策

ここまではポジティブな面を中心にお伝えしてきましたが、当然ながら良い話ばかりではありません。

無人運営が基本のレンタルスペース業界では、利用者とホストの間で認識のズレが生じたり、予期せぬトラブルが発生したりすることも現実として起こり得ます。

ここからは、あえてネガティブな評判やリスクに焦点を当て、それを回避するための自衛策を深掘りしていきます。

写真と違う広さや設備詐欺

「掲載写真はすごくおしゃれで広そうだったのに、行ってみたらボロボロのアパートの一室だった……」。これはレンタルスペースの口コミで最も頻繁に見かける、そして最もガッカリするトラブルの一つです。

いわゆる「写真詐欺」と呼ばれる現象ですが、これにはいくつかの典型的なパターンがあります。

一つ目は、「超広角レンズ」による撮影マジックです。不動産やホテルの写真でもよく使われる手法ですが、部屋の隅々まで写すために広角レンズを使うと、実際よりも空間が広く、奥行きがあるように見えてしまいます。

特に、家具が横に引き伸ばされて見えたり、天井が不自然に高く見えたりする写真は要注意です。「定員10名」と書かれていても、実際には10人入ると酸欠になりそうなほど寿司詰め状態になるケースも少なくありません。

二つ目は、設備の故障や欠品(ファントム・アメニティ)です。「大画面プロジェクター完備」を決め手に予約したのに、現地に行ったら電球が切れていた、リモコンの電池がなかった、そもそもプロジェクター自体が見当たらなかった、という事例です。

さらに、「調理器具あり」と書いてあっても、実際には焦げ付いたフライパンが一つあるだけで、包丁やまな板がなかったり、衛生的に使うのをためらうレベルだったりすることもあります。

写真詐欺を見抜くためのチェックリスト

  • 平米数(㎡)を確認する: 写真の印象ではなく、客観的な数値を見ます。一般的に「1人あたり1㎡〜1.5㎡」は最低限必要です(ゆったり過ごすなら1人2㎡以上推奨)。
  • ゲストの投稿写真を見る: ホストが用意した宣材写真ではなく、レビュー欄にあるゲストがスマホで撮った「ありのままの写真」を確認します。ここに真実が写っています。
  • 直近のレビューを読む: 「エアコンが壊れていた」「Wi-Fiが繋がらなかった」といった設備トラブルの報告が最近投稿されていないかチェックします。

もし入室した瞬間に「これは話が違う」と感じるほどの乖離があった場合は、すぐに現状の写真を撮り、ホストへメッセージを送ると同時に、スペースマーケットの運営サポートへ相談の連絡を入れることをおすすめします。

鍵が開かないトラブル対策

無人運営のスペースにおいて、最も緊急度が高く、かつパニックになりやすいのが「入室トラブル」です。

予約時間になったのに、鍵が開かない、ドアが開かない。外は寒い(あるいは暑い)、参加者は待っている、時間は刻一刻と過ぎていく……想像するだけで胃が痛くなりますよね。

多くのスペースでは、「キーボックス(ダイヤル錠の中に物理鍵が入っている)」や「スマートロック(テンキーに暗証番号を入力して解錠)」が導入されています。しかし、以下のようなトラブルが頻発しています。

  • キーボックスの番号違い: ホストから伝えられた番号が間違っている、あるいは前の利用者が番号をリセットせずに変えてしまった。
  • スマートロックの電池切れ・通信エラー: 電子機器ゆえの不具合で、正しい番号を入れても反応しない。
  • 鍵の紛失: 前の利用者が誤って鍵を持ち帰ってしまっており、キーボックスが空っぽだった。
  • オートロックの罠: 部屋の鍵番号は知らされているが、マンション自体のエントランス(オートロック)の開け方が分からず、建物に入れない。

こうした事態に備えるための最大の防御策は、「事前の情報保存」と「緊急連絡先の確保」です。スペースマーケットでは、予約が確定すると「入室ガイド」が見られるようになります。

ここには鍵の場所や開け方が詳細に記載されていますが、現地に行ってから「電波が悪くてガイドが開けない」となると詰んでしまいます。必ず出発前に、入室ガイドの画面をスクリーンショットで保存しておきましょう。

また、予約詳細画面や入室ガイドには、ホストの「緊急連絡先(電話番号)」が記載されていることが多いです。トラブル時はメッセージ機能でのやり取りではタイムラグが生じるため、遠慮せずに電話をかけるべきです。

もし電話が繋がらない場合は、スペースマーケットの「緊急トラブル窓口」への連絡を試みることになりますが、対応には時間がかかる場合があるため、やはり「入室ガイドの熟読」という事前準備が何より重要です。

清掃不備や汚いという悪評

「テーブルの上がベタベタしていた」「床に髪の毛や食べこぼしが散乱していた」「トイレが汚かった」。これらも、残念ながらよく目にするネガティブな口コミです。なぜ、お金を払って借りているのに掃除が行き届いていないことがあるのでしょうか?

その背景には、レンタルスペース特有の「セルフクリーニング」という文化があります。多くのスペースでは、利用ごとにプロの清掃業者が入るわけではなく、「使った人が片付けと掃除をして帰る」というルールで運営されています。

ホストが清掃に入るのは、週に1回や数回程度というケースも珍しくありません。

つまり、あなたの直前に利用したゲストのマナーが悪く、掃除をサボって帰ってしまった場合、あなたは「汚れた状態の部屋」に入室することになってしまうのです。

これは、特に1時間あたりの料金が格安のスペースで起こりやすい現象です(清掃コストを価格に転嫁できないため)。

このリスクを避けるためには、以下の対策が有効です。

  1. 「清掃頻度」が高いスペースを選ぶ: 説明文に「毎回清掃が入ります」と明記されている、あるいは「清掃オプション」が必須になっているスペースは、衛生レベルが高い傾向にあります。
  2. 「直前予約」を避ける: 前の予約との間隔(インターバル)が十分に空いている時間帯を選ぶことで、ホストがチェックに入っている可能性が高まります。
  3. 入室直後のチェックと報告: もし汚れていた場合は、清掃を始める前に必ず写真を撮り、「入室時点で汚れていました」とホストに報告しましょう。
    これをしないと、あなたが退室した後に「あなたが汚した」と誤解され、清掃費を請求されるリスクがあります。

「来た時よりも美しく」はレンタルスペースの鉄則ですが、他人の不始末を被るのは避けたいもの。自衛のためにも、現状確認のプロセスはサボらず行うことを強くおすすめします。

Wi-Fiが遅い時の注意点

テレワークやオンライン会議、動画配信で利用する場合、インターネット環境の品質はまさに生命線です。スペースマーケットの検索条件で「Wi-Fiあり」にチェックを入れても、その回線品質には天と地ほどの差があります。

最悪なのは、「Wi-Fiあり」と書いてあるのに、現地にあるのが容量制限のある「モバイルルーター(ポケットWi-Fi)」だった場合や、マンション共用の低速回線だった場合です。

これらは混雑時間帯に速度が極端に低下したり、使いすぎによる速度制限がかかっていたりして、Zoomがカクカクして会話にならない、動画のアップロードが終わらないといった悲劇を招きます。

実際、総務省の調査によれば、テレワーク実施における課題として「通信環境の整備」は常に上位に挙げられています(出典:総務省『令和5年 通信利用動向調査』)。安定した業務遂行には、やはり固定回線(光回線)が望ましいとされています。

失敗しないためには、スペースの詳細ページで以下の情報を探してください。

  • 「光回線」という表記があるか: 「高速Wi-Fi」「光導入済み」といったキーワードは信頼の証です。
  • スピードテストの結果画像があるか: 良心的なホストは、Googleスピードテストなどの結果画面(下り〇〇Mbps、上り〇〇Mbps)を写真に掲載しています。
  • 「有線LAN」が使えるか: 絶対に回線を落としたくない重要な配信や会議の場合は、無線ではなく有線接続ができるスペースを選ぶのが最強の安全策です。

目安として、Web会議や標準画質の動画視聴なら下り20〜30Mbps程度あれば問題ありませんが、高画質配信や大容量データの送受信を行うなら、下り・上りともに50Mbps〜100Mbps以上は欲しいところです。

「Wi-Fiがあるから大丈夫」と過信せず、その「中身」までしっかり確認するリテラシーが求められます。

キャンセル料の規定と退会

予約時にはあまり意識しないかもしれませんが、「キャンセルポリシー(キャンセル規定)」は非常に重要な契約条件です。

スペースマーケットでは、ホストが独自にキャンセル料率を設定できるようになっていますが、これがホテルなどの感覚でいると驚くほど厳しい場合があります。

例えば、「予約確定した瞬間からキャンセル料が50%かかる」という設定や、「利用日の14日前から100%かかる」という設定も珍しくありません。

これは、レンタルスペースが「場所」という在庫ビジネスであり、直前のキャンセルは再販が難しく、ホストにとって大きな損失になるためです。

キャンセルポリシーの例 内容と注意点
易しい(柔軟) 利用日の前日まで無料、当日のみ100%など。
※急な予定変更があっても安心ですが、物件数は少なめです。
普通 7日前〜2日前まで50%、前日・当日100%など。
※多くのスペースがこの設定を採用しています。
厳しい 予約完了後すぐに〇〇%、14日前から100%など。
※人気物件や大人数向けパーティースペースに多い設定です。仮押さえ感覚で予約すると痛い目を見ます。

特に注意が必要なのが、台風や大雪などの「自然災害」や、本人の「体調不良(インフルエンザ等)」によるキャンセルの扱いです。原則として、スペースマーケットの規約上は、これらの理由であっても規定通りのキャンセル料が発生します。

ただし、ホストによっては事情を汲んで日程変更に応じてくれたり、キャンセル料を免除してくれたりするケースもあります(あくまでホストの善意による特例対応です)。

また、もしスペースマーケット自体を使わなくなり、退会したいと考えた場合は、アプリやWebサイトの「設定」メニューから退会手続きが可能です。

ただし、予約中のスペースがある状態や、決済が完了していない取引が残っている状態では退会できません。全ての利用を終え、精算が済んでいることを確認してから手続きを行いましょう。

退会すると、これまでの利用履歴やメッセージ、貯まっていたポイントも全て消滅するので、その点だけはご注意ください。

レンタルスペースのスペースマーケット評判・口コミ

ここまで、スペースマーケットの評判や口コミ、便利な機能から背筋が凍るようなトラブル事例まで、長文にお付き合いいただき詳しく解説してきました。結局のところ、スペースマーケットは使うべきサービスなのでしょうか?

結論として、スペースマーケットは「圧倒的な物件数と多様性」という一点において、他の追随を許さない最強のプラットフォームであることは間違いありません。

飲食店やホテル、カラオケボックスといった既存の施設では満たせない、「自分たちだけの空間を自由にカスタマイズしたい」「周りを気にせず没頭したい」というニーズを持っている方にとっては、まさに宝の山のようなサービスです。

しかし、その自由さの裏には、「無人運営に伴うリスク」や「ホストによる品質のバラつき」という課題が常に潜んでいます。ホテル並みの均一なサービスや完璧な清掃を期待すると、痛い目を見る可能性があることも事実です。

大切なのは、スペースマーケットを「サービス業」として受動的に利用するのではなく、「場所を借りて、自分たちで体験を作る」という能動的な姿勢で利用することです。

  • 写真や説明文を隅々まで読み込むリテラシー
  • 万が一のトラブルに備える準備(入室ガイド保存や連絡先確認)
  • 現状復帰やゴミ持ち帰りなどのルールを守るマナー

これらを持ち合わせていれば、スペースマーケットはあなたの休日やビジネスを劇的にアップグレードしてくれる最高のツールになるはずです。

まずはアプリを開いて、あなたの街にどんな面白いスペースが隠れているか、ウィンドウショッピング感覚で眺めてみるだけでも楽しいですよ。ぜひ、あなただけの「隠れ家」を見つけて、素敵な時間を過ごしてみてくださいね。

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