浄水型ウォーターサーバー エブリィフレシャスは後悔する？徹底検証

満足している利用者の主な意見

利用者が「エブリィフレシャスを選んで本当に良かった」と感じる点には、共通したパターンが見られます。生活の質を向上させる、具体的なメリットがそこにはありました。

メリット①：重い水ボトルの交換やゴミ捨てからの解放

満足の声として圧倒的に多いのが、水ボトルに関連するあらゆる重労働からの解放です。これは、特に宅配水サーバーからの乗り換えユーザーが強く実感するポイントでしょう。具体的には、

• 玄関先で12kgのボトルを受け取り、設置場所まで運ぶ労力
• 重いボトルを持ち上げてサーバーに設置する大変さ
• 場所を取る予備ボトルの保管スペース確保の問題
• 飲み終えたボトルのラベルを剥がし、潰してゴミ出しする手間

こうした一連の作業が全て不要になる生活は、多くの利用者にとって「革命的」な変化をもたらします。特に、集合住宅の高層階にお住まいの方や、子育て中で手が離せないご家庭、腰に不安がある方にとっては、計り知れないメリットと言えます。

メリット②：月額定額制で気兼ねなく使える経済的な安心感

次に評価が高いのは、月額定額制で費用を気にせず水を使える点です。宅配水のように「今月は使いすぎたかな？」と心配する必要がなく、精神的な安心感が得られます。このメリットにより、

• 飲用だけでなく、毎日の炊飯や味噌汁・スープ作り
• パスタを茹でたり、野菜を洗ったりといった料理全般
• 家族全員の水筒への補充
• 赤ちゃんのミルク作りや湯冷まし

といった、あらゆるシーンで綺麗な水を惜しみなく使えるようになります。結果として「宅配水時代より月々の費用が半分以下になった」という喜びの声も少なくありません。ご家庭の水道水を活用するため、実質的にかかるのは月額料金とわずかな水道代・電気代のみ、というコストパフォーマンスの高さが支持されています。

メリット③：空間の質を高める洗練されたデザイン性

機能面だけでなく、見た目の美しさも多くのユーザーを惹きつけています。エブリィフレシャスのサーバーは、グッドデザイン賞やキッズデザイン賞を受賞した実績もあり、そのデザイン性は高く評価されています。生活感が出がちなウォーターサーバーですが、シンプルでマットな質感のボディは、どんなスタイルのキッチンやリビングにもすっきりと溶け込みます。単なる家電としてではなく、インテリアの一部として空間の質を高めてくれる点も、大きな満足点の一つです。

不満を感じている利用者の主な意見

一方で、「こんなはずじゃなかった」という不満の声も存在します。これらの意見は、製品の特性や契約内容を十分に理解しないまま使い始めた場合に生じやすいようです。

デメリット①：3年契約の縛りと高額な解約金

後悔の声として最も深刻なのが、契約期間と解約金に関する問題です。レンタルプランは原則として3年間の最低利用期間が設定されており、期間内に解約すると最大で2万円を超える解約金が発生します。転勤や結婚、出産など、3年以内に生活環境が変わる可能性を予見できなかった場合に、この契約が大きな足かせとなってしまうのです。特に、店頭での勧誘などで勢いで契約してしまい、後から条件の厳しさに気づくケースが見られます。

デメリット②：セルフメンテナンスの意外な手間

「水道水を注ぐだけで楽」というイメージとは裏腹に、自分で行う手入れ（セルフメンテナンス）が意外と面倒だという声も挙がっています。取扱説明書では、衛生を保つために給水タンクを「3日に1回」洗浄することが推奨されています。このひと手間を惜しむと、水の味が劣化したり、衛生面に不安が生じたりするため、こまめな作業が苦手な方にとってはデメリットに感じられるでしょう。

デメリット③：性能面への過度な期待（タンク容量・ぬるさ）

性能面での不満も見受けられます。特に、卓上型の「mini」モデルは、貯水タンクの容量が3.3Lと小さめです。そのため、4人以上の家族で料理にまでたっぷり使いたい場合、1日に何度も給水する必要があり、「給水が面倒」という後悔につながりかねません。また、「冷水がぬるい」という口コミもありますが、これは多くの場合、電気代を節約するための「ECOモード」が作動していることが原因です。故障ではなく機能の一部ですが、常にキンキンに冷えた水を求める方にとっては不満点となる可能性があります。

浄水率・除去率の性能は？他社との比較もあり

エブリィフレシャス　公式

エブリィフレシャスの浄水性能は、ウォーターサーバーを選ぶ上で非常に重要なポイントです。毎日飲む水だからこそ、その安全性は妥協できません。エブリィフレシャスのフィルターは、家庭用品品質表示法で定められた除去対象物質を含む、46種類（mini／tall／tall+cafe）もの不純物を除去する能力を持っています。

具体的には、水道水に含まれる残留塩素やカルキ臭、総トリハロメタンはもちろんのこと、鉛や農薬（CAT）、カビ臭（2-MIB）なども除去対象です。さらに、近年健康への影響が懸念されている有機フッ素化合物（PFAS）の一種であるPFOS・PFOAも除去できるとされています。これは、浄水型ウォーターサーバーの中でもトップクラスの性能です。

他社の浄水型サーバーと比較しても、この除去項目数は非常に多い部類に入ります。例えば、人気のあるハミングウォーターは除去対象物質が26種類、Locca（ロッカ）は29種類となっており、各社が高いレベルで競い合っています。エブリィフレシャスは、これらの競合製品と遜色のない、あるいはそれ以上の高い浄水能力を持っていると言えるでしょう。

カートリッジ交換の手間やコストは？浄水型ならではの注意点

エブリィフレシャス　公式

エブリィフレシャスのような浄水型ウォーターサーバーの利便性を支えているのが浄水カートリッジです。しかし、このカートリッジの管理が、浄水型ならではの注意点となります。

カートリッジ交換の手間

カートリッジの交換自体は非常に簡単です。フタを開けて古いカートリッジを外し、新しいものをセットするだけなので、誰でも数分で完了します。問題は交換頻度と管理です。エブリィフレシャスのカートリッジは、使用開始から1年ごと（プランにより異なる）に新しいものが自動で配送されます。

交換時期を忘れる心配はありませんが、この交換を怠ると浄水性能が低下し、水の味が落ちたり、衛生面でのリスクが生じたりする可能性があります。そのため、届いたカートリッジを忘れずに交換する自己管理が求められます。

ろ過容量とコストに関する注意点

カートリッジには総ろ過水量という上限があります。エブリィフレシャスの場合、1つのカートリッジでろ過できる水の総量は機種によって異なりますが、一般的には1200Lです。これを交換サイクル（例：1年）で割ると、1日あたり約3.3L使用できる計算になります。4人家族の飲用や炊飯に使うには十分な量ですが、料理全般に大量の水を使いたいヘビーユーザーの場合、次のカートリッジが届く前にろ過性能の限界を迎えてしまう可能性もゼロではありません。

コスト面では、カートリッジの料金は月額レンタル料に含まれているため、追加費用は発生しません。これは大きなメリットですが、逆に言えば、あまり水を使わなくても同じ月額料金がかかるということです。この点が、宅配水サーバーとの大きな違いとなります。

故障しやすい？耐久性と実際の使用年数について

「エブリィフレシャスは故障しやすいのでは？」という不安の声も、インターネット上の口コミで見かけることがあります。毎日使う家電だからこそ、耐久性は非常に気になるポイントです。

実際のところ、エブリィフレシャスが特別に故障しやすいというデータはありません。多くの精密機器と同様に、初期不良や使用状況による故障は一定数発生する可能性があります。口コミで見られる「故障」や「不具合」の多くは、以下のようなケースに分類できます。

• 操作音：水を冷却・加熱する際のコンプレッサー音や、給水時のポンプ音を「異音」や「故障」と捉えてしまうケース。これらは正常な動作音であることがほとんどです。
• 水がぬるい・冷たくない：省エネのための「ECOモード」や「SLEEP機能」が作動していることが原因の場合が多く、故障ではありません。ボタン操作で解除できます。
• エラー表示：タンクの水が空の状態で給水ボタンを押したり、設置環境が悪く放熱がうまくいかなかったりすると、安全のためにエラーが表示されることがあります。

耐久性と使用年数については、レンタルプランの場合、通常使用による自然故障は無償で修理または交換対応となります。そのため、ユーザーが修理費用を負担する心配は基本的にありません。3年間の契約期間があることからも、メーカーとしては少なくともその期間は問題なく使用できる耐久性を想定して設計していると考えられます。

浄水型ウォーターサーバー エブリィフレシャスで後悔しない選び方

エブリィフレシャスの料金体系｜購入プランの内容と費用感

エブリィフレシャス　公式

エブリィフレシャスの料金体系は、月額定額の「レンタルプラン」が基本です。しかし、実は電話や催事場での申し込み限定で、サーバー本体を買い取る「購入プラン」も存在します。それぞれの内容と費用感を理解することが、後悔しないための第一歩です。

レンタルプラン

公式サイトで主に案内されているプランです。サーバーの機種によって月額料金が異なります。

この月額料金には、サーバーレンタル料、カートリッジ代、配送料が全て含まれています。別途かかるのはご家庭の水道代と電気代のみで、どれだけ水を使っても料金は変わりません。

購入プラン

購入プランは、サーバー本体を分割または一括で支払う契約です。例えば、6年（72回）の分割払いの場合、月々の支払額は2,530円（税込）と、レンタルプランより安く設定されています。本体の一括価格は17万円前後です。

月々の支払いが安くなるのは魅力的ですが、大きなデメリットも存在します。これについては次の見出しで詳しく解説します。

購入とレンタルどっちが得？ライフスタイル別に比較

「購入」と「レンタル」、どちらのプランが自分にとって得なのかは、利用期間とリスクの許容度によって決まります。一見安く見える購入プランですが、多くの人にとってはレンタルプランの方が合理的です。その理由を比較しながら解説します。

こんな人にはレンタルがおすすめ

• 3年以内に引っ越しや家族構成の変化があるかもしれない人
• 故障時の修理費や処分の手間をかけたくない人
• 将来、より高性能な新機種に乗り換えたい可能性がある人

ほとんどの人はこちらのタイプに当てはまるはずです。レンタルプランは、ライフスタイルの変化に柔軟に対応でき、故障や処分のリスクもないため、安心して利用できます。

こんな人には購入も選択肢に

• 最低でも6年以上、同じ機種を使い続ける確信がある人
• 3年目以降の故障リスクを自己責任で負える人

購入プランは、「6年以上使い続けて初めてレンタルより総額が安くなる」という長期的な視点が必要です。メーカー保証が切れた後の故障は高額な修理費がかかるリスクもあり、総合的に見るとレンタルプランの安心感と利便性が優れていると言えるでしょう。

解約金の仕組みとは？2年で解約した場合の費用も解説

エブリィフレシャスで最も後悔に繋がりやすいのが、3年未満の解約時に発生する解約金です。この仕組みを正しく理解しておくことは、予期せぬ出費を避けるために不可欠です。

レンタルプランの最低利用期間は原則として3年間です。この期間内に解約する場合、サーバーの返却手数料として解約金が請求されます。解約金の額については、契約時期やプランによって情報が錯綜しているため注意が必要です。

解約金のパターン

主に2つのパターンが報告されています。

1. 利用期間に応じた段階制：これが現在の主流な料金体系のようです。
   • 1年未満の解約：22,000円
   • 1年以上2年未満の解約：16,500円
   • 2年以上3年未満の解約：11,000円
2. 一律料金：過去のプランや一部の契約では、3年未満の解約で一律40,000円（不課税）というケースもありました。

例えば、2年で解約した場合、現在の主流プランであれば解約金は11,000円となります。3年を過ぎれば、いつ解約しても解約金は0円です。

他社の浄水型サーバーと比較してエブリィフレシャスはどう？

エブリィフレシャス　公式

エブリィフレシャスを導入すべきか判断する上で、市場にある他の人気製品と客観的に比較することは欠かせません。ここでは、浄水型ウォーターサーバーの中でも特に利用者が多く、代表的な競合と言える「ハミングウォーター」と「Locca（ロッカ）」を例に挙げ、それぞれの特徴を多角的に比較します。この比較を通じて、エブリィフレシャスがどのような方に最適なのか、その輪郭をはっきりとさせていきましょう。